8005 (株)スクロール

チェック銘柄
ジンベエ
ジンベエ

21年1月に大幅な

21年1月の大幅な増配を発表し、22年3月期は前期より減配となるものの高配当を維持していることより高配当銘柄となっています

生協組合員向け通販事業を主力とする通販会社です

  時 点    株 価    1株配当   配当利回り 
21年12月3日793円48.50円6.12%
                    ※ 最新データ参照:Yahoo!ファイナンス

セグメント別の事業概要

(株)スクロールは静岡県に本社を置く婦人衣料品を主体としたカタログ通販、インターネット通販事業者
2009年10月に(株)ムトウから社名変更
「社会から信頼される企業であること」「清く、正しく、美しく、事業を行うこと」を経営理念としています

  1. 通販 事業
    • アパレル、インナー雑貨、保険等の通信販売事業
      「毎日が楽しくなるような商品」を全国の生協をはじめとした組織会員向けに販売
  2. eコマース 事業
    • ブランド服飾雑貨、アウトドア用品、などの個人向けeコマース事業
      「毎日が楽しくなるような商品」をインターネットで販売
  3. ソリューション 事業
    • 通信販売事業者及びEC事業者向け通信販売代行 事業
      通販事業者の事業を発展させるための改善提案を行うソリューション事業
  4. 健粧品 事業
    • オリジナルブランド化粧品・県k脳食品等の販売事業
      「ちょっといい物語」のあるオリジナルブランド化粧品や健康食品を販売
  5. 旅行・グループ管轄 事業
    • 旅行商品の企画・販売、当グループの物流事業、不動産賃貸、子会社管理
      ・日帰りバスツアーや訪日ツアーなどのコトサービスを展開
      ・物流を中心にスクロールグループのインフラをさせる事業
Memo

・主力の通販事業は全体の約50%、適度な事業分散がなされている
・巣ごもり需要もあり21年3月期は通販、eコマース、ソリューション事業急成長

業績推移 (利益を稼ぐ能力)

Memo

売上は17年3月期以降成長を続け21年3月期に急成長
営業利益は16年が月以降7期連続黒字
営業利益率は-3%~3%程度を行ったり来たりしていたが、21年3月期に急改善
・22年3月期予想(21年11月時点)
 売上 800億円、営業利59億円、営業利益率 7.4%

配当方針 及び 配当推移

有価証券報告書「配当政策」抜粋 (21/3月期)

・株主の皆様への利益還元を経営の最重要政策として位置付け
・年間配当金15円を下限とし連結配当性向40%を基本として実施することを配当の基本方針
 ※21年11月時点の会社Webサイト上では「年間配当金20円を下限とし、連結配当性向40%を基本として実施」とあり

EPS=当期純利益÷発行済み株式総数
Memo

一株当たり配当金は21年3月期に大幅増加、22年3月期は減配予定
EPS直近10期中2期赤字
赤字期も配当を維持した実績あり
最低配当額(20円/株)と連結配当性向40%を 外部公表資料に明記

ジンベエ
ジンベエ

下記は配当目的の投資家にとっては評価できる方針です
・最低配当金が明示されている
・連結配当性向が明示されている
・赤字期においても配当を実施した実績がある

安全性 (資金がショートしないこと)

Memo

手元現金増加傾向
自己資本比率減少傾向であるものの45%以上はキープ

営業CF推移 (Cashを稼ぐ能力)

Memo

営業CFは直近8期連続で黒字
投資CF支出額が増加傾向

その他 (本銘柄固有のあれこれ)

21年5月に公表した「決算説明会資料」に記載された中期経営計画では24年3月期は売上1,000億円、営業利益59億円と計画していました
21年3月期時点、売上851億円に対して営業利益は73億円を達成していることから、21年3月期の利益率は一過性であり、しばらく最高益の更新は難しいことがうかがえます

株主構成は丸紅が筆頭株主で8.1%保有しています
次はスクロール取引先持株会5.8%とのことであり、支配的な株主はない

まとめ

まとめ

・主力事業は売上全体の50%程度であり、適度な事業分散がなされている
・巣ごもり需要を追い風に主力の通販、eコマース、ソリューション事業は成長
・最低配当と連結当期純利益額をベースにした配当政策を採用
・手元現金は増加傾向である一方、自己資本比率は減少傾向
・営業CFは直近8期連続で黒字
・支配的な株主はいない

EC銘柄であり新型コロナウイルスに端を発した巣ごもり需要が追い風となった銘柄
22年3月期は減収減益予想であり、ウィズコロナ、アフターコロナにおいてもEC需要を追い風にできるかが注目です

ジンベエ
ジンベエ

最低配当金が明記された銘柄は配当目的の投資家にとっては安心できます
業績はじわじわと成長している印象を受けます

最低配当金の20円/株で考えたときに投資に値する水準の株価の際に仕込んでおくと、

安定配当と末永い増配を享受できるかもしれないと考えています

投資は自己責任・自己判断でお願いします

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