日本株と米国株どちらを中心に投資しようか迷っていませんか?
それぞれ良いところ、悪いところがあります
実際に売買をして感じたこととあわせてご紹介します
私の経験が参考になれば幸いです
日本株と米国株、どっちがよいの?
日本株と米国株、どちらがよいか
結論からお伝えすると 『米国株の方が有利だけど英語に自信がないなら日本株の方がおすすめ』 となります
私は英語が苦手です(笑)
企業分析のために英語の開示資料やWebサイトを読み込む自信がありません
仕事や大事な人と過ごす時間も大切にするため、
株式投資に割く時間をなるべく短くしようと考えたとき、
日本株中心に運用しようと思いました
それでは、 『 米国株の方が有利だけど英語に自信がないなら日本株の方がおすすめ 』 という結論に至った理由をご紹介します
日本株のメリットは米国株のデメリットになりますので、
それぞれメリットをご紹介しています
日本株のメリット
① 日本語で調べることができる
② (日本に住んでいるので)日常生活からも情報が自然と入ってくる
③ 為替変動や外国税額控除など難しいことを気にしなくてよい
① 日本語で調べることができる
日本株の最大のメリットは 情報入手性 です
上場企業は最低年に4回決算情報を発表します
その他にも中期経営計画やプレスリリース情報を日々発信しています
日本企業も米国企業もインターネット検索ですぐに情報にたどり着けますが、
米国企業の場合は検索も情報の取捨選択も全て英語です
専門家、ブロガー、YouTuberなどが発信している情報も現地の言語のメディアが多いです
② 日常生活からも情報が自然と入ってくる
また、普段生活しているだけで 生きた情報を入手しやすい こともメリットです
例えば高配当で有名な通信株(ソフトバンク、KDDI、NTT)は、
料金体系が変更したらニュースになりますし、
友達や同僚が「〇〇が良いから携帯変えたんだよね」という情報もヒントになります
旅行株、食品株、航空株など幅広い業種の業績に大きな影響をあたえる
新型コロナウィルスに関する情報も苦労せずにリアルタイムに情報が入ります
一方で米国株の場合も、CNNニュースなどを毎日チェックしていれば分かるのかもしれませんが、
日常生活にあまり関係ないニュースを毎日チェックするのは大変だなと、諦めました
日経新聞を購読しているのですが、
自分が興味のなかった業界や銘柄の情報も新聞記者の方々が、日々アップデートしてくれます
自分が検索しないとたどり着かない情報は自分が興味を持たないとそもそもアクセスできません
興味のなかったジャンルの情報まで日々最新の情報に触れる機会があるということは
投資判断を行う上でとても付加価値が高いと感じています
③ 為替変動や外国税額控除など難しいことを気にしなくてよい
最後に、 どの株式を売買するかということに集中できる こともメリットです
株式投資は証券会社で株式投資用の口座を作る必要があります
その時、口座の種類を選ぶことができるのですが、
「特定口座(源泉徴収あり)」という口座を選択すると税金関係はすべて証券会社が計算して対応してくれます
また、日本株は日本円で取引しているため、為替レートも気にする必要がありません
取引時間も日本のカレンダー通りで9:00~15:00です
米国株の場合は米国のカレンダーを確認して、原則、米国の平日の9:30~16:00(日本時間 23:30~0:600)に取引しないといけません
毎日働いて稼いだお金のうち、余剰資金で投資を行います
納得するまで調べてから投資をしたいと考える方(かつ英語が得意でない方)は
まずは日本株からスタートするのが良いと思います
米国株のメリット
① 株式市場が長期成長しており、今後も期待ができる
② 株主還元に対する考えが徹底されている
③ 世界で活躍するグローバル企業に数千円程度で投資することができる
① 株式市場が長期成長しており、今後も期待ができる
米国株の最大のメリットは 市場が長期的に成長している ことです
上図はYahoo!ファイナンスの「チャート比較機能」を利用して作成しました
青線:TOPIX(東証一部上場株の時価総額加重平均型指数)
赤線:S&P500(アメリカの主要企業500社の時価総額加重平均型指数)
2001/10~2021/9の約20年のチャートです
TOPIXは20年で約2倍(197%)に成長しているのに対して、
S&P500は20年で約4倍(420%)に成長しています
この間、日本では「アベノミクス」があり、景気拡大は戦後最長に匹敵する長さでした
それでも、アメリカの株式市場の半分以下の成長です
この原因は主に、家計に占める金融資産の割合と(=投資に回るお金が多い)、
人口(=そもそもの経済規模が大きい)が大きく影響していると考えます
【家計資産に占める金融資産の割合】
日本:現預金 約50% 株式・投信 約20%
米国:現預金 約15% 株式・投信 約45%
【人口】
日本:人口 約125百万人 人口減少国
米国:人口 約330百万人 人口増加国
これらは構造的な問題であり、直近数年で変化することはまずないので、
今後もしばらくは同じ傾向が続くと思います。
② 株主還元に対する考え方が徹底されている
また、 米国は日本に比べて企業の株主還元意識が高い ころもメリットです
具体的には、
ROE(自己資本利益率=株主が投資したお金から効率的に利益を生み出しているか)という指標や、
配当性向、自社株買いに積極的と言われています
連続増配銘柄も、日本は1位の花王でも31年連続ですが、
米国ではアメリカン・ステイツ・ウォーターという会社が67年連続しており
31年以上増配を続けている会社は70社以上あります
③ 世界で活躍するグローバル企業に数千円程度で投資することができる
最後に、 グルーバルに活躍している超大企業に数千円から投資できる ことも魅力があります
例えばGAFAはお馴染みとして、
その他にも、マイクロソフト、コカ・コーラ、ジョンソン&ジョンソン、ビザ・・ 沢山あります
世界の時価総額上位10社のうち8社、上位50位のうち33社はアメリカ企業です(21/8月末時点)
日本企業は41位にトヨタ自動車が1社入っているのみでした
また日本株の場合、1取引単位が100株のため、株価1,000円の銘柄は100,000円ないと購入できません(証券会社によって、1株から購入できる銘柄もあります)
米国株の場合、1取引単位は1株のため、株価1,000円の銘柄は1,000円から購入できます
この点もお小遣いで気軽にコツコツ投資ができるため、サラリーマンにとっては魅力です
初めて取引したときはビクビクしましたが、
米国株を売買できる日本の証券会社で口座を作れば、
日本株と同じ感覚で売買ができます
気になる方は1株1,000円~5,000円くらいの銘柄からスタートしてみるのがよいと思います
まとめ
① 日本語で調べることができる
② (日本に住んでいるので)日常生活からも情報が自然と入ってくる
③ 為替変動や外国税額控除など難しいことを気にしなくてよい
① 株式市場が長期成長しており、今後も期待ができる
② 株主還元に対する考えが徹底されている
③ 世界で活躍するグローバル企業に数千円程度で投資することができる
日本株のメリット、アメリカ株のメリットより、
日本に住んでいて、自分自身が理解できる銘柄に投資したい人は日本株、
英語に自信があり(または銘柄調査は誰かが発信した情報のみでよい)、市場そのものが上昇するので日本株より勝率は高いだろうと考える人はアメリカ株が向いているのではと考えます
株式投資に興味はあるけどスタートを切れない方、
高配当投資をスタートしたけど不安な方は下記記事もご覧ください
個別株投資ならじっくり調べて日本株
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と使い分ける方法もよいなと思います
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