2914 日本たばこ産業(株) 銘柄分析

保有銘柄 高配当
ジンベエ
ジンベエ

日本たばこ産業(株)は世界4~5位のたばこ事業のほか、加工食品、医薬事業などをおこなっています

株価下落リスクを考えても預金するよりトータルで高利回りかなと考え保有しています
分析内容は下記を参照ください

  時 点    株 価    1株配当   配当利回り 
21年9月17日2,185円130.00円5.95%

セグメント別の事業概要

  1. たばこ事業
    • 海外はフランス、イタリア、ロシア、スペイン、台湾、トルコ、イギリスなど
  2. 加工食品事業
    • 冷凍・常温食品、調味料、パンなど
  3. 医薬事業
    • 医療用医薬品の研究開発・製造・販売、腎性貧血、アトピー性皮膚炎に効能効果がある商品など
Memo

・いずれのセグメントも減少傾向だが、底堅い推移
・主力のたばこ事業は地域分散(国際化)が進んでいる印象

業績推移 (利益を稼ぐ能力)

Memo

営業利益率が25%前後で安定しており、収益力の高さが際立つ
・ 海外たばこ事業、医薬事業などの成長を期待

配当方針 及び 配当推移

有価証券報告書 「配当政策」抜粋 (20/12月期)

・強固な財務基盤を維持しつつ、中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指す
・資本市場における競争力ある水準として、配当性向75%を目安とする
自己株式の取得は、当該年度における財務状況及び中期的な資金需要等を踏まえて
 実施の是非を検討

EPS=当期純利益÷発行済株式総数
Memo

・ 20/12期に連続増配がストップしました
EPS(一株あたり利益)は5年連続減少している

ジンベエ
ジンベエ

配当性向の目安を公表することで過度な配当競争から一線を画した点は評価
業績に応じた増減配を繰り返しながら、長期的な成長維持に期待

安全性 (資金がショートしないこと)

Memo

・ 現金が安定して3,000億円程
・ 自己資本比率は低下傾向であるが、45%以上をキープしている

営業CF 推移 (Cashを稼ぐ能力)

営業CF配当還元率=配当支払額÷営業CF
Memo

・ 営業CFは増加傾向
・ 配当金は営業CFの50~60%程度であり、成長への原資を確保していることがうかがえる

その他 (本銘柄固有のあれこれ)

加工食品、医薬と次の事業の柱を育てているものの、当面はたばこ事業が大きな柱であることは変わらないと思います

たばこに注目すると、国内では喫煙場所の減少など衰退していく印象を受けますが、アジア・中東など海外には喫煙率が高い国も多くあります
また、増税などにあわせた値上げにより、販売数や売上が減少しても利益は維持できる可能性もあります
*増税を上回る値上げは利益率100%なので効果は高いと考えています

また、日本政府(財務大臣)が1/3超の株式を保有している点からも配当金を大幅に減少するのは難しいのではと考えています
*配当金は日本政府の収入になりますので、急に大きな減配はできないのでは?と考えています

まとめ

まとめ

・地域分散(国際化)が進んでいる
・営業利益率25%前後と高収益なビジネスモデル
・配当性向は75%を目安と明言
・連続増配ストップ、EPS低下より、減配リスクはあり

減配リスクは残るものの、利益 及び Cashを稼ぐ力はとても高い
配当性向の目標を定めたことで、成長を過度に犠牲にした株主還元は行わないでしょうから、配当利回り5~6%をしばらくキープしつつ、成長もしてくれるのではないかと期待しています
世界に目をむけると、人口は数十年増加していきますので、たばこ、食品、医薬と個人の生活に密接にかかわるビジネスは安定的に伸びていくと考えています

ジンベエ
ジンベエ

2021年9月時点、保有継続と判断しています
投資は自己責任・自己判断でお願いします

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