
新規出店、海外展開に積極的な会社です
高配当銘柄には珍しく直近8期連続増収の会社です
時 点 | 株 価 | 1株配当 | 配当利回り |
---|---|---|---|
21年10月29日 | 1,240円 | 70.00円 | 5.65% |
セグメント別の事業概要

- ジュエリー・アート 事業
- ブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売
「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコ ダイヤモンド」の運営など
- ブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売
- ヘルス&ビューティー 事業
- エステティックサロン、化粧品及び健康食品等の製造・販売
「ラ・パルレ」の運営など
- エステティックサロン、化粧品及び健康食品等の製造・販売
- スポーツ 事業
- ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発
スポーツ用品を通じて、≪Functional-Art(機能的芸術)≫の提供を目指す
- ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発
- フィンテック 事業
- アートファンドの組成・采井、クレジット事業
「NEW ART LAB」の運営など
- アートファンドの組成・采井、クレジット事業
・主軸のジュエリー・アート事業の売上は右肩上がり(積極的な新規出店が貢献)
・好調な本業の収益力を背景に2つ目の事業の柱を模索しているという印象
業績推移 (利益を稼ぐ能力)

・売上は右肩上がり、利益は不安定に推移
売上拡大のための出店費用などの先行投資による影響と考えられる
・営業利益率は10%~20%で推移
・業績は14年3月期に底打ちしそれ以後は堅調に推移している印象
配当方針 及び 配当推移
・利益配分については、将来の事業規模拡大に不可欠な成長投資を優先し、株主利益及び企業価値の最大化に努める
・適正な・株主還元については、企業価値向上による株価上昇と剰余金の配当によって総合的に実現することを基本方針
・剰余金の配当は、当期純利益だけではなく、内部留保も含めた資本効率を勘案すると同時に将来の事業計画を考慮し決定

・18年3月期の配当開始以降、高い増配率を継続
・直近は配当性向が66%超であり、増配を継続するためには利益拡大が必要な水準
・配当方針は「投資」と「配当」を総合的に判断するとあり、今後も高水準の配当性向を維持するかは不透明

21年3月期は「株式公開20周年記念配当」という名目で前期+20円の配当金が実施されました
22年3月期は記念配当分減配される可能性が高かったものの、業績好調を背景に増配となっています
業界のプロである会社経営陣の見込み以上に市場環境が良いのかもしれません
安全性 (資金がショートしないこと)

・新規出店、増配を続けながら、手元現金は増加
・自己資本比率は出店による総資産増加とともに低減しているが高水準
営業CF推移 (Cashを稼ぐ能力)

・配当支払額は右肩上がり
・営業CFは不安定ながら、直近3年間は成長を続けている
・営業CFに占める配当支払額の割合は15%程度であるため、配当性向は高めであるが無理のない配当額
その他
白石社長が20%超の株式を保有する企業グループ
関係者で1/3超を保有しており(株主名簿の名前より筆者が推測)、支配権は安定している
自社Webサイト記載の 経営戦略 によると、香港の子会社であるHong Kong New Art Limitedの上場を計画
海外子会社の上場により、より一層積極的な海外(アジア)への事業展開を計画している
アジアは人口・所得ともに増加しており、富裕層・中間層も増加している
それにともないブライダル需要、アート需要、スポーツ需要の増加が見込まれることより、
アジアへの海外展開が成功したら、市場拡大とともに安定的な成長が見込まれる
一方、店舗や高額品を在庫として抱えるビジネスモデルのため、
ビジネス環境の変化(日中関係など)によって積極的な投資が裏目にでるリスクも高い銘柄と考えます
まとめ
・高配当銘柄には珍しく8期連続増収の会社
・主軸のジュエリー・アート事業の売上は右肩上がり
・営業利益は積極出店などの影響より横ばい
・増配を続けているものの、配当性向は明示しておらず今後の増配については不透明
・キャッシュを稼ぐ力はここ数年で劇的に改善
・香港子会社の上場を契機に海外展開が成功したら、より一層の成長が見込まれる
21年3期の「記念配当」以上に22年3月期の「配当予測」が強気であり、足元の業績の順調さがうかがえます
香港子会社の上場と上場により得た資金・知名度を海外展開に生かせるか注目です
アジア市場は米中、日中関係など不安定要素も多いため、
子会社の上場と海外展開が順調に推移していることを見極めてから投資するという考え方もありだと思います

日本市場は人口減少により縮小することが免れません
海外に積極的に展開し、海外で稼ぐ会社は超長期投資を考えたときに必須要素です
応援したい気持ちも込めて株価水準を見定めながら、購入を検討しようと思いました
投資は自己責任・自己判断でお願いします
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