トンネルやダムなどの大型の土木を得意とする準大手ゼネコンです
21年3月期より旧村上ファンド系の シティインデックスイレブンス が筆頭株主となっています
時 点 | 株 価 | 1株配当 | 配当利回り |
---|---|---|---|
21年11月5日 | 3,225円 | 221.00円 | 6.85% |
セグメント別の事業概要
- 建築 事業
- 建築工事の請負及び建築工事に関する事業
- 土木 事業
- 土木工事の請負及び土木工事に関する事業
- 開発・不動産 事業 等
- 不動産の賃貸・販売、資産管理等の事業
- 不動産の賃貸・販売、資産管理等の事業
業績推移 (利益を稼ぐ能力)
配当方針 及び 配当推移
22年3月期の増配は好業績が理由ではなく、配当や自己株式取得による株主還元を行うという経営陣の意思によるもので、配当性向は80%台に急増しています
23年度までは継続するとのことなので、当面は高配当&自己株買いが維持されるものと思いますが、24年度以降は利益成長が伴わない場合は21年3月期と同程度の水準に戻る可能性も高いと考えています
安全性 (資金がショートしないこと)
営業CF推移 (Cashを稼ぐ能力)
その他
西松建設(株)が作成している「中期経営計画2023」によると、21~23年度の3年間で総合力企業への変革を目指すことにより売上高4,000億円、営業利益320億円を目指すとのことです
建築は2~3年のプロジェクトも多いため、国内建築・土木の計画確度は高いのではと思います
一方で海外事業も成長ドライバーと位置付けていましたが(売上182億円→370億円)、こちらは「新規市場進出」を成長戦略として掲げていました
海外かつ新規市場ということで、こちらは不確実性が高いテーマ
株主構成については日本カストディ銀行などの信託銀行を除くと筆頭株主は㈱シティインデックスイレブンス(約9.9%)でした
シティインデックスイレブンスは旧村上ファンド系で、21年3月期より筆頭株主になりました
配当性向急増や自己株式購入に積極的になった要因はこのあたりにありそうです
まとめ
「海外新規市場への展開が成功するか」、「シティインデックスイレブンスが筆頭株主となった影響がプラスに働くか」、この2点が会社成長のカギであり、高配当の維持&増配のカギになりそうです
国内土木は近年多発している大雨などによる災害対策や
老朽化したインフラ更新の観点からとても大事な技術・仕事です
また、日本の技術を海外展開し稼ぐ会社は今後の日本には大切な存在です
シティインデックスイレブンスの影響がなくても株主還元を重視してくれる銘柄だと判断できたタイミングで、購入を検討しようと思いました
投資は自己責任・自己判断でお願いします
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