21年11月8日に大幅な増配を発表したことで6%をこえる高配当銘柄となりました
創業一族が株式を24%程度保有する、鉄鋼商社です
時 点 | 株 価 | 1株配当 | 配当利回り |
---|---|---|---|
21年11月19日 | 1,613円 | 102.00円 | 6.32% |
セグメント別の事業概要
独立系の鉄鋼流通事業を国内で展開
鉄鋼から造船、建設、機械、二次製品メーカーなど約6,000社にのぼる販売先
仕入れ先は国内2,500社に加え中国、台湾、韓国を中心とするアジア諸国、オーストラリア、など
- 九州・四国 エリア
- 本支店 小倉・大分・熊本・福岡・長崎・広島
営業所 鹿児島・宮崎・南福岡・佐世保・山口・福山・岡山
- 本支店 小倉・大分・熊本・福岡・長崎・広島
- 関西・中京 エリア
- 本支店 大阪
営業所 南大阪・京都・滋賀・姫路・神戸・名古屋・三重・北陸・四国・新居浜・丸亀
- 本支店 大阪
- 関東・東北 エリア
- 本支店 東京・仙台
営業所 八戸
- 本支店 東京・仙台
業績推移 (利益を稼ぐ能力)
配当方針 及び 配当推移
17年3月期以降、配当性向は30-35%と安定
鉄鋼業界は景気に敏感なため、今後も利益は増減すると思います
目安の配当性向30%程度で1株当たり配当金も増減するものと思います
直近で利益が減少した20年3月期の1株当たり配当金60円で計算したときに高配当と判断できる株価なら、買いかもしれません
安全性 (資金がショートしないこと)
営業CF推移 (Cashを稼ぐ能力)
その他 (本銘柄固有のあれこれ)
21年11月8日に発表した「22年3月期 業績修正」では、
21年8月6日に発表した予測値から減収増益&増配となりました
その理由は下記と公表されています
減収・・需要面の早期回復が見込みにくい市況
増益・・その理由は原材料価格の上昇を背景に販売価格も上昇できたこと
鉄鋼業界は建物や産業機器など景気に敏感な設備産業の需要に影響を受けます
販売先は国内に特化していることより、
長期的には国内市場縮小(人口減など)の影響を受けやすいビジネスモデルといえそうです
創業一族とみられる小野性の株主及び資産管理会社が保有する株式は全体の約24%を占めています
会社の配当金総額のうち約24%(約2-3億円)は創業一族に支払われます
創業一族からしたら大事な収入源であろうことからも、
よほどのことがない限り急に無配等にはならないだろうと思います。
まとめ
個人的には、長期安定配当の銘柄を探すポイントとして株主構成も重要視しています
配当が大株主の大事な財源である場合(政府や創業家)、急な無配リスクは低くなるのでは?という考えです
本銘柄は国内に特化している点は弱みと思いましたが、
業績成長、安定的な配当性向、オーナー企業である点は買い材料と思います。
直近で利益が落ち込んだ20年3月期の一株当たり配当金60円を想定したときに
高配当と言える株価(1,200円程度)となったタイミングで狙いたいと思います。
投資は自己責任・自己判断でお願いします
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