21年3月期(実績)、22年3月期(予想)と大幅な増配発表をしている銘柄です
ジュエリーチェーンのパイオニアとして VERITE、MAHARAJA DIAMOND、MiMiKaZaRi、Velicia といった店舗ブランドを展開しています
時 点 | 株 価 | 1株配当 | 配当利回り |
---|---|---|---|
21年9月17日 | 486円 | 40.00円 | 8.23% |
セグメント別の事業概要
『宝飾事業』という1つのセグメントとして開示しているため、「宝飾事業の業績=下記業績推移」となります
また、連結対象会社もありません
よって、(株)ベリテへ投資するということは宝飾小売事業の可能性、成長性1本にかけるということになります
宝飾事業は、一般顧客への小売販売を営んでいます
「ダイヤ指輪」「その他の指輪」「ネックレス」「装身具その他宝石」の4つに区分、「装身具その他宝石」が売上全体の約40%を占めています
業績推移 (利益を稼ぐ能力)
配当方針 及び 配当推移
配当性向が100%を超えているということは、今年稼いだ利益以上を配当しているということ
会社が稼いだ利益は従業員、将来の投資、株主にバランスよく還元されるべきなので、今後も持続できるか(成長できるか)疑問が残ります
安全性 (資金がショートしないこと)
営業CF推移 (Cashを稼ぐ能力)
その他 (本銘柄固有のあれこれ)
(株)ベリテにはジュエルソース・ジャパン・ホールディングス(株)という親会社がいます
ジュエルソースは非上場会社であり、ジュエルソースはアルトラン・ビジネス・エスエーというヴァージン諸島に本社がある非上場会社の100%子会社になります
日本市場において親子上場は良く見かけますが、
日本の上場企業が外国籍企業(非上場)の孫会社という事例は珍しいと思います
当期利益、営業CFと同程度の高配当を続けているのも、このあたりが関係しているかもしれません
まとめ
外国籍企業が親会社という資本関係と利益のほぼ全てを配当している点がもやもやしますが、
直近の売上減少がコロナの影響であると仮定すると、
(営業利益率は大幅に改善されているため)今後の成長に応じて増配が続く可能性もあると考えます
一方で、配当性向が高すぎる点と業績が不安定なことより、減配リスクも高い銘柄といえます
よって、長期保有を前提に放置できる銘柄ではないと思います
2021年9月時点、購入を検討しています
会社HPでは「月次速報」も開示されていましたので、購入検討の際は参考にしてみてください
投資は自己責任・自己判断でお願いします
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